インプラント治療とは、虫歯あるいは歯周病などが原因で歯がなくなってしまった所の骨に直接、人工の根っこ(金属製)を埋め込んでその上に自然の歯に近い人工の歯を入れる治療です。
歯がなくなってしまったら、「入れ歯」や「ブリッジ」による治療も可能ですが、インプラントによって、より自然に近い、より美しい歯を取り戻すことができ、自分の歯のようにおいしく食べることが出来るようになります。
ここでは実際、インプラントが他の治療法とどのように異なるのかを「入れ歯」と「ブリッジ」を例に説明して行きます。
≪問題点≫
≪改善されます≫
≪問題点≫
≪改善されます≫
≪問題点≫
⇒ 周囲の歯が歯周病や虫歯になりやすくなります
≪改善されます≫
使用するインプラントの種類や埋め込む場所、顎の骨の状態、手術の経過によっても異なってきますが、手術後2~3カ月が目安です。その間はある程度気を付けて頂きたい点もありますが、基本的には通常の食生活を送ることができます。
正しいブラッシングと定期的に検診を行うことで、10年以上良好に維持されている患者さんもたくさんいらっしゃいます。ご自分の歯以上に正しい手入れをすることがインプラントを長持ちさせるためには必要不可欠です。
インプラント治療は歯を抜く場合と同程度の手術が必要です。麻酔をしますから麻酔時の痛み以外はほとんど痛みを伴うことはありません。手術後、麻酔が切れる時には抜歯程度の痛みはありますが、痛み止めを処方しますので飲んでいただければ、それで対応できる範囲です。
年齢性別の制限はありません。
患者さんの健康状態や顎の骨の状態によっては治療できない場合があります。また、インプラントは埋め込んだ後の手入れが非常に重要です。ですから、きちんとブラッシングが出来ない場合や定期的な検診が受けられないような場合も治療の不適応となります。詳しくは、歯科医師にご相談下さい。
「MDI ミニインプラント」とは、インプラント技術を利用して入れ歯を固定する装置です。下顎の口腔内に細いインプラント4本を埋め込み、入れ歯に連結することによって入れ歯が外れなくなります。通常のインプラントとは異なり、入れ歯の不快感を解消することが可能になります。
また、短時間の簡単な手術で治療後、すぐにしっかりした入れ歯でお食事が出きます。
治療は手術を行いますが、従来のインプラント手術と違い、歯肉を切るなどの外科手術を必要としません。極めて少量の麻酔をかけるだけでほとんど痛みもありません。
歯肉の上から直接インプラントを埋め込むため、術後に腫れたり、不快な症状が出たりすることはほとんどありません。
ご不明な点はお気軽にご相談下さい。
Q. 治療は難しいですか?
A. 歯茎を切ったりするような手術ではなく、上から埋めこむので簡単に短時間で終わります。
Q. 治療後どの位で食事が出来るのですか?
A. 治療後すぐに食事が出来ます。
Q. 治療や治療後の痛みは?
A. 麻酔をする時にチクッとしますが、治療中や治療後はほとんど痛みはありません。
Q. どの位持つものなのですか?
A. 患者さんの治療後の手入れが良ければそれだけ長くもたせることが出来ます。
Q. 入れ歯接着剤とどのように違うのですか?
A. 入れ歯接着剤は入れ歯を安定させますが、ひっつくようなお餅や固いものは食べられません。ふつうの入れ歯は歯茎の上に布団をのせて噛むような感じですが、ミニインプラントは橋の支台のように顎の骨に固定しますので何でも噛めます。
Q. 保険でできますか?
A. 保険が全く使用できませんので治療費の全てが自費払いとなります。担当の先生とご相談ください。
Q. ミニインプラントを入れてもらった後のお手入れは、どのしたら良いですか?
A. 普通の入れ歯のお手入れと同じです。